
ある時ふと思い立って探していたものがそこにあったことがある。
それは偶然なのか必然なのか分からない。
けど、その時、たしかにそれと繋がったんだ。
それが今後、お前に必要なものだと言わんばかりに。
昔開いた書物の中から、一文字、言葉、ひとつずつ拾って
そういうことかと腑に落ちる。
そして筆を走らせる。
何かが乗り移ったように。
あの時見た君との夢を反芻して、
これからの道行きがはっきりと示す方へ。
そうして君のもとへと流れるように描く世界。
君の生きる世界と繋がれる世界を結ぶ、
これがたったひとつの唯一の方法だから。
