夜な夜な

夜な夜な

あなたの隣で過ごす日々を、

いつしか、これが当たり前のことだと感じてしまっていた。

ふと考えてみる、あなたの隣は私で良いのかと。

もっと相応しいひとがいるのかもしれない。

その可能性をなくしてしまうくらいなら、

あの時の願いをもう一度、

そっと心の奥で。

あなたの幸せを祈りながら。




それが真に私であったなら、それはとても喜ばしいことではあるけれど。