どういったものか・・・

どういったものか・・・

あなたに対する愛を、どのように表現したものかと

恐怖からの出し惜しみなど、もうしたくはないというのに、

いざ君に表現しようとすると惑う。

またつい、過去に戻ってしまうような行動を、

こんなこと何度繰り返すのかと、自分を否定もしたくもないのに。

彼女は、何も気にしていない風で

逆にこちらがヤキモキするのだ。いっそ何か文句を言ってくれればそれでいいのに。

「その……あなたは少し自分の仕事に邁進し過ぎでは」

「そう?まあ……でも、以前のことを思い出したら、動かずにはいられなくて」

そう、きっと昨日のことだ。思い出してしまったのだ。彼女は、私との昔のことを。

「あなたが私の輝きを奪ってしまっていたなんて、そんな風には感じていなかったけど、きっと前のあなたはそう感じていたのでしょうね。それは信じたい」

「事実ですよ。あなたにはまだ思い出して欲しくはなかった」

「仕事に一辺倒になるから?」

こうだ。茶目っ気があるあなたはニコニコと笑う。

「……複雑なんです。あなたは私を向いていてほしい、がしかし、あなたの輝きを失くさせたくはない」

「ふふふ、なんだか七夕の織姫と彦星みたい。二人とも恋に夢中になり過ぎて一年に一度しか会えなくなった。理由が可愛らしくて好きなの。私たちもそうだったと思ったら……」

「私たちの場合は、一緒になってしまったのが問題なんです。あなたの輝きを奪ってしまった」

視線を外して思い起こす、過去のことを。満たされていてもどこか、思っていたものと違ったことを。

「だったら、一緒にいながら輝かせていけばいい」

ふと彼女の瞳を見た、既に星の如き輝き。

「今から、あなたと私はライバルよ。自分の叶えたい目標に向かって。やることは違うかもしれないけど私たちはいつでも繋がってる。そう思ったら、お互い各々の仕事に専心できる」

「高め合う関係性ですか。……それは、きっと前の私たちが真に求めていたことかもしれませんね」

「そうよ。今の私たちで、進んでいきましょう」

ああ、そう進んでしまったら、彼女はこの一抹の不安を感じてはいまい。

複雑な、片方の感情を私は既に感じ始めていた。

あなたは必ず、輝く。

だからこそ、どんどん進んでいってしまって、私自身が活躍しようとも、

追いかけて追い越され。追い抜かれてしまうことだろう。

あなたは永続的に、星のように煌めいて。

小さな星でもあなたの傍らにいついつまでも、と心の底で願う。