静かな道標

静かな道標

静寂の中の煌めきを、頼りに。

きっとあの輝きは、君だと、そう願いながら。

「ああ、それでいいよ。あの時と変わらないな、君は」

背中を撫でた気配に微笑して、空を見上げた。

「彼はとっても誠実よ。姫に対しても、人に対しても」

古来から、黒龍が現れると争い事が生まれる、そんなことを聞かされてきたものだが、

君は、いつだって彼らを肯定し認めていたね。

少し周りとは違う、そんな君をずっとここで見守っていたいと。

星々を見つめながら。