昔は良くて今はダメなんて思わないでよ【心言葉シリーズその12】

確かに、昔の方が魅力的だったかもしれない。

私が強くそう思っていたから。昔の作風の方が好きだったって。

でもだからって、本人がそれを認めて、今を否定するなんておかしい。

あれは確かにあなたの作品で。それは今も私は大好きで。

今でも手元に揃ってて、手放したくないほど好きなものの一つで。

あなたが描いてくれたから、私の一部として今ここに在る。自分の世界を描いている。


今だって本を開けばあなたが作った世界が広がっていて、それを毎日私は楽しんでいる。

好きな絵柄、好きなギャグセンス、好きなストーリー。

もう昔のことだなんて言わないでよ。

これを使って今を否定しないでよ。

今はどうなの。

今、自分が描きたい本当のモノは何なの。

描きたいものがないなんて言わせない、そんなの有り得ない。

だってあんなに生き生きとした絵を描いていた方が、そう簡単に創作の扉がなくなるなんてこと、

絶対にありえない。

歳なんて関係ないよ、いつだって自分が本当に描きたいもの描こうよ。

自分の情熱を注げるもの描こうよ。

周囲のことなんて後からいくらでもついてくるんだから、そんなの気にせず、さあ。