水面鏡

水面鏡

ひらひらと舞う桃色が視界に入る度

心が綻んでいく。

さらさらと流れていくこの身を委ねながら

その時を待っている。

心が落ち着いていられるのは、

全てが自身のために起こり、自らの望みのままに進んでいくことを

既に知っているから。

気付いた時には楽園が広がっていたのだと分かる。

何度生まれ変わろうとも、到達する場所、出会う者たち。

共に歩もう。その先へと。