ホーム龍紺絵巻 虫愛でず姫君 2023年11月22日 SHARE ポスト シェア はてブ LINE 「姫、少し手を緩めてくれないか」 「あ、ごめんなさい!」 パッと彼の衣を手から解放する姫に、彼は少し不満気だ。 「放せとは言っていない」 「え?」 彼、五月雨の唐突な言葉に、葉桜の姫君はじっと彼を見つめて手のやり場に戸惑っていた。 スポンサーリンク