「鬼ものがたりー今は昔の男と女ー」感想メモ。

和みの宿の管理人絵師、今留千歳です。

今日は、本屋で気になる本に出会いました。

その名も「鬼ものがたりー今は昔の男と女ー」。

いかにも私が好きそうな、妖しいお話がいっぱい詰まっているではありませんか!

今昔物語集は、芥川龍之介の王朝物語の元ネタとして認知していましたが、全編を読んだことはなく・・・

今日は、この「鬼ものがたり」で物語に触れ合うことができました。

この本の良いのは、とても読みやすいということ。普段サラッとしか本を見ない私でもサクサク読めてぐんぐん物語に引き込まれていました。

特に印象に残ったのは、「第17話 この世ならぬ者と契りを結んだヒメ」。

タイトルはこのようになっていますが、実際には、狗と姫が夫婦となって庵に住んでいて、姫が一人の時に見知らぬ男が訪ねてきて・・・といった風なあらすじに。

このお話し、元ネタが今昔物語集の何巻なのか、本当のタイトルも本に書いてなくて、家に帰ってから調べました。

巻31第15話 北山狗人為妻語

北山のお狗さまが人を妻にしていた物語・・・とかなんとか(古典の大学出身とは思えないガバガバ訳)

わ、分かればいいんじゃ、ニュアンスで!

異類婚姻譚の部類に入ると思うのですが、黒姫伝説然り、里見八犬伝然りこの手の話が大好物な私にはとてもいい収穫でした!!

そういえば犬と夫婦て南総里見八犬伝とそっくりですな。展開は違いますが・・・

北山に限らずそれぞれ物語は短いですが、サクッと読めるのが短編集の魅力ですね!

よい物語に出会えて感謝。