龍紺絵巻の管理人絵師、瀧宮千晶です。
私には自分が犯した過ちを許せない気持ちがありました。
ちょうどこのサイトを始めた時に起きたことです。
もう二年の前のことだけど、ずっと気になっていました。
「あれは必要な学びだったんだ」と思っていても、どこか腑に落ちなくて、
「もっと早く気付けて冷静になっていれば」と悔やむことも。
その過ちは、たくさん買い物をしてしまったこと。
その時、私はいわゆる引き寄せ的なものを信じ込んでいて、
「たくさんお金を使えばたくさん入ってくる」という情報を鵜呑みにして、
たくさん買い物をしてしまっていました。
もちろん自分が欲しいと思うものを。だけど、欲しいと思ってすぐパッと買ってしまっていたのです。
「もっと今のものを大事に使えば買わなくていい」だとか、
「普通のごはんをもっと栄養あるものにすればいい」とかいう考え方になる前のことでした。
とにかくお金を使えば入ってくると信じていて、日々のごはんもお弁当だったり、菓子パンなんかで済ませていたりして、今考えるとぞっとします。当然、使っても全然入ってこなかった。
お金もそうですが、自分にたくさん与えてあげれば幸せになると妄信していて。
自分に与えることは悪いことではないけれど、何を与えるか、それは本当に私が欲しいものなのか、もっとよく考える必要がありました。
このことがずっと罪悪感を抱いていて、今も買い物する時は少し恐怖心が出て慎重になります。
でも今日、この過ちがあったからこそ、今の私がいて、あの時の経験はあってよかったんだと分かりました。
その理由は、この過ちを通して分かったことの中にありました。
・自分のお金の使い方、食生活の見直しができたこと
・自分の本当に必要なもの、好きな物は何か分かってきたこと
たくさんお金をよく考えず使っていたあの時、もしそのままお金が入ってきてしまっていたら、と考えると、
上記のことに気付けずそのまま人生を歩んでしまっていたらと思うと、恐っ( ゚Д゚)
自分の本当に欲しいもの、必要なものが分からないからずっと足し続ける、食生活も乱れて不健康に・・・うわああああああああああああああ
あの経験があってよかったんじゃないかと気付きました。
あれでうまくいかなかったからこそ、今の私ができている。
過去の許せなかった自分を、少し、受け入れられたような気がします。
何か自分の中で、許せないことがあった時、
それを通して何を学んだか、それがなかったら今の自分はどうなっているか考えてみると、
あの過去はあって良かったんだと、腑に落ちることができるかもしれません。