神風の合間に

神風の合間に

榊の枝に結われた紙垂、

楓の枝の結び文、

それぞれ届けるものが違えど、本質はみな同じ。

君の手には何が見えるだろう。

君が為、届けられるものは何だろう。

毎夜毎夜そう考え尽くして夜が更けていく。

自身の本当の魂に耳を傾けながら。