流れる大河の一滴の中でも、
あなたたちの存在ははかなく、すぐに消え入るものだと思っていた。
しかし、あなたたちの血は、思いは、受け継がれて遥かに遠くて近いものとして、
脈々と繋がっていくものだと、教えられたのだ。
そして、私もあなたになりたいと。
浮世離れしつつも生まれ変わってまたあなたに会えたなら。
こんなに嬉しいことはない。
その思いごと、紡がれていくなら、悔いはない。
そんなあなたを見守っていられるなら、
それでよいと、笑っていてくれるなら
私は、ふたたび、またここに。