「そう。いつだってあなたのそばに」

「そう。いつだってあなたのそばに」

氷の歯車がカチッとハマるように

なぜあなたはそう簡単に現れないのだと切なる思いを抱き続けて、

変わらぬ日々に肩を落としたこともある。

「目で見えないから存在しないなんて寂しいことを言わないで」

いつでも微笑みを絶やさない彼女は穏やかに私たちを見守り続けている。

決めているのは私だ。昔からそうだった

「そう。いつだってあなたのそばに」

傍らにいても気付かなければないのと同じ。

気付いてしまえば後は一緒だ。