そろそろ……

そろそろ……

「そのカオは何か思いついたって顔だね」

「ちょっと待っててくれるかしら」

「いいけど、」

高時は手を少し緩ませ、彼女の手を包みながら嘆息した。

「君ならすぐ戻ってくると信じてるよ」

「もちろん✧˖°」

(暫く戻ってこないだろうな……)