きっとそうであったように

きっとそうであったように

遠い昔に感じていたこの気配は、やはり君のものであったかと。

姿かたちを変えて、いつも傍らにいて導いてくれる。

そんな存在をもっと身近に感じたいと願いながら。

次の世、また次もそれを待ち続けて、

重ねてきた記憶の中にちらと、この時のこと、あの時のこと。

走馬燈のように駆け巡り、思い出しては消えていく。

そんな一枚を求めて、二度と消えぬように。

二度とこの手を離さぬように。

しんしんと降り積もる静かな雪のように。


ずっと見守っているよ。