心があたたまる感じがする時、ほっとした時は君の最善の道。
いつだって心が教えてくれる、間違えたって構やしない。
それが本当に間違いかどうかなんて、私たちには分からない。そして後から大抵正解だったと気付くものだ。
だからもっと緩く言えば正解かどうかなんて気にする必要などない。
心に従えば君の思う通りの世界が広がっていく。
「こうしてあたたかい布団にくるまっていると、なんだかほくほくした気分になるわね」
「ほくほく?君はさつまいもになったような心地なのかい?」
「さつまいも?ふふ、ええ。そうかも」
「ならお熱いうちに食べてしまわないと……」
「あらやだ。」
そうして、ふたりは笑い合いながら仲睦まじく寄り添うのだった。