ホーム龍紺絵巻 静かな道標 2024年1月29日 SHARE ポスト シェア はてブ LINE 静寂の中の煌めきを、頼りに。 きっとあの輝きは、君だと、そう願いながら。 「ああ、それでいいよ。あの時と変わらないな、君は」 背中を撫でた気配に微笑して、空を見上げた。 「彼はとっても誠実よ。姫に対しても、人に対しても」 古来から、黒龍が現れると争い事が生まれる、そんなことを聞かされてきたものだが、 君は、いつだって彼らを肯定し認めていたね。 少し周りとは違う、そんな君をずっとここで見守っていたいと。 星々を見つめながら。 スポンサーリンク