外見はどうあれ、自分の在りたい姿は貫きたいものだ。

外見はどうあれ、自分の在りたい姿は貫きたいものだ。

「中身は外に顕れるのは真のようだな」

幼い顔でいながら精悍な笑みをたたえている。

そんな彼に少年は悪戯に宙に浮かんで見せ、負けじと挑戦的な笑みを浮かべた。

「さあて、中身がどうでも外がこれで、菘がどう反応するかな」

変わらないさ、と口走りそうになり平静を装う。

むきになる自身の姿は何となくみっともない気がして、外見はどうあれ、自分の在りたい姿は貫きたいものだ。


「自分の芯が一本通っているなら外見など大した問題じゃない。何に対しても、臆することはないさ」