ずっと探していたのはあなた。
いつの日か会えると探し続けていた、
あなただと気付いた瞬間、
心にピタっとはまる感覚。
全てを未だ見れていないけれど、それでもいい。
龍の尾がちらと覗かせたように。魅せてくれたあなたに贈りたい。
ずっと待っていたのはわたし。
あなたが気付くその時を、ずっと。
ぽつぽつと、ヒントを散りばめて。
見えない箱の中で道行く人を眺めながら。
あなたが分かる日を待って。待って、まって。
やっと気づいてくれた。
ぐっと近くなったあなた、同じ肌の白さに綻びながら。